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宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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<   2019年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

【初めての一人暮らし】

【初めての一人暮らし】


宮之上貴昭20歳


アルバイト先のジャズ喫茶「モダン」が国分寺にあったので、

わたしは日野市多摩平の実家から国分寺に引っ越すことにしました。

家賃のことを考えると国分寺の市街地は高いので、

駅から20分ほど南下した府中市栄町の木造アパートの2階です。

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※写真はイメージです。

初めての一人暮らしは、家具などを揃えなければいけないので、

金銭面に不安があったけど、

これでギターを練習して父に「うるさい!」と怒鳴られることもなくなるので、

少しワクワクします。


キャバレーとジャズ喫茶で生計を立てて一人暮らしを始めましたが、

やはりジャズをもっと演奏したいという気持ちが大きくなって、

ライブハウスに出るために自分のバンドを組み直すことにしました。


以前に知り合って、リハーサルにちょくちょく顔を出してくれるベースの山口雄三は、東京理科大学に在籍しています、

そして当時キャバレーでバンマスをしていた大井貴司(vib)から坂田稔(ds)を紹介され、

その坂田稔から北島直樹(pf)を紹介されました。

この「宮之上カルテット」であちこちの都内のライブハウスで演奏することになりました。

このバンドは長期間に渡って演奏することになります。


※山口雄三(bs)は現在でもたまに一緒に演奏しています。

また北村英治(cl)クインテット他でも活躍中です。

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※坂田稔(ds)はその後、宮間利之&ニューハードに最も長く在籍するドラマーとなりました。

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北島直樹(pf)は松本英彦(ts)や阿川泰子(voc)のレコーディングに参加、

現在は寺井尚子(vio)のグループでも活躍中です。

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わたしの演奏は音楽的にも視覚的にもストイックでした。

演奏時に決して笑顔を見せないしMCもありません。

「俺たちの演奏を聴け!」のオーラがかなり強く出ていたと思います。(-_-)

「ストイックさ」だけで言うなら変わっていないと思うけど、

現在は笑顔と楽しいMCも売り?です。( ◠‿◠ )


でも演奏のファンも少しずつ増えて、

わたしにギターを習いたいという人も出てきました。

東経大学の山中君はわたしの最初の生徒となりました。

こうして、昼間はジャズ喫茶「モダン」でアルバイト、

夜はキャバレーやライブハウスで演奏して、時たま教える生活が続きました。


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そんなある日のこと!!


つづく


by ymweb | 2019-01-18 13:37 | じゃずぎたりすと物語

[これまでのカノジョのあらすじ]

麻丘めぐみ似の女子高生が喫茶店のアルバイトで入ってきて、

その後「好きです」と言われてお付き合いすることになりました。

幼稚園の時に「奥田みどり」ちゃん、

小学校の時には[北田早苗」ちゃんと「建部多鶴子」ちゃんに

一方的に恋心を抱いたことはあるけど(大丈夫かな、本名です)、

お付き合いするのはもちろん今回が初めて。

宮之上18歳です。←遅いのかな。。。

しかしそんなある日のこと、

深夜の電車の中でわたしの親友と手を繋いで乗っているのを発見!


それでは本編


【カノジョ、本村康子】(名前は変えてあります)

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キャバレーの演奏が休みの日は喫茶店デートや(主にジャズ喫茶)、

手に入れた車(プリンス・スカイライン1500)で、

奥多摩や朝霧高原など、ドライブに出掛けたりしました。

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友人たちにもカノジョを紹介して、みんなで遊びに行ったこともありました。

「初キッス」とか「初体験」などのことはご想像にお任せします。(*^_^*)

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※写真はイメージです。

そんなカノジョは、友人などの前では普段に増して可愛いっぽく振る舞ったりしていたのは事実で、

いわゆる「男好き」の女性でした。

でも、まだ16歳という年齢を考えると、いろいろな男性に興味があるのは自然なことで、

いつもジャズギターに没頭していて構ってあげられないカレシより、

その友人と親しい関係になったのも何となく頷ける。

その事件以後、彼女に冷めて距離を置きました。

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※写真はイメージです。

※不思議なことに親友とはその後も縁を切ることなく、現在でも友人のままです。

男友達ってそんなものなのでしょうか。


八王子のキャバレー「ニュー・クラウン」での演奏生活もずい分慣れてきた頃、

喧嘩っ早いわたしはベース弾きのバンマスとリズムの見解の違いで大喧嘩。

紹介された別の店で「バンマス」としてキャバレーを転々とすることになります。


何つったって「ウェス・モンゴメリー信者」ですから、

演奏はもとより、初期のウェスのように朝から夜中まで働いてみたかった部分もあります。

(ウェスは生活のために止むにやまれず働いたのだからシチュエーション違うけどね)

それで、

昼間は国分寺にあった「モダン」というジャズ喫茶で働き、夜はキャバレーで演奏、

夜中は六本木のクラブで演奏するという生活を数か月続けました。

これはさすがに体がもたず、六本木のお店の閉店情報に伴って夜中の演奏は止めました。


この「モダン」がわたしの人生のターニングポイントとなります。
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何故かというと、
この店で知り合った客の女性が後にわたしの妻となるわけですから。

つづく

by ymweb | 2019-01-17 13:51 | じゃずぎたりすと物語

【米軍横田基地】

〔前号までのあらすじ〕
横田基地にいる黒人サックス奏者ジョー・ジャクソンがギターを募集している、との情報が。。。
基地のある福生までオーディション?に行くことにしました。

【米軍横田基地】
ジョー・ジャクソンは車で福生の駅まで迎えに来てくれました。
車に乗ったままゲートを通過して米軍横田基地の中に入りました。
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とても広い基地の中にある大きなアパートの一室はあたかもスタジオのようで、
ドラムセットやピアノが置かれ、ギターアンプもあります。

軽く音合わせ。
ドラマーはハービー・ハンコックとレコードも出した凄腕です。
※残念ながら名前を忘れました
考えてみれば、ピアノの名手ハンプトン・ホースもそうであったように、
彼らは徴兵されて「兵隊」として基地に来ているけど、
本国では有名なミュージシャンということも多い。

実はこのオーデションは大きなライブハウスに出演する目的もあったようで、
わたしの演奏を気に入ってくれたジョー・ジャクソンから演奏を頼まれました。
演奏する場所は新宿で「大門ビル」、「大門ビル」としか聴こえなかったのだけど、
英語の発音が良すぎて、よく聴くとそれが「ダイヤモンドビル」ということが理解出来ました。(T_T)
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こうして片言の英語で何とか黒人たちと一緒に初共演を果たし、
さらに数度のライブも行いましたが、
ジョー・ジャクソンから、「友人のオルガン奏者がギタリストを探している」と紹介され、
これが後に、わたしの音楽人生に大きな影響を与えることになります。

そんなある日のこと、
キャバレーでの演奏を終えて電車に乗ったら、
何と彼女であるはずの本村康子が親友と腕を組みあって一緒にいる!!(; ・`д・´)
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こ、これは!!
※写真はイメージです。当たり前か。w

次号につづく

by ymweb | 2019-01-04 15:50 | じゃずぎたりすと物語
〔前号までのあらすじ〕
麻丘めぐみ似の彼女が出来て、憧れのギブソンⅬ-5も手に入れてキャバレーで演奏する毎日が続いていました。
※麻丘めぐみはその後知り合って、現在でも友人です。
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そんな中L-5が盗まれる事件が発生したのです。
【ギブソンL-5盗まれる!?】
東府中の「D2」というキャバレーでギタートリオで演奏していました。
ベースは沼上励で、演奏が終わると彼を乗せて一緒に帰っていました。
※沼上励(ぬまかみ つとむ)は中村誠一(ts)や吉岡秀晃(pf)のバンドで活躍中です。
駐車場は店の道路を挟んだ斜め前にあって、沼上を乗せた後ギターを積んで出発、
と思いきや、ひょっとしてギターを車に立てかけたまま出発してしまったのでしょう。
結論から言うと、ギターは手元には戻って来ず、残ったのは9か月の月賦だけでした。(/ω\)


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何故気付かなかったのか、理由があります。
家に帰った直後、「プップッ」と悪友から車の合図。
これから横浜に遊びに行こうと誘惑の誘いだった。
楽器は車に積みっぱなし(と思っていたけど)、そのまま横浜に遊びに行きました。
帰って来たのは翌朝。
車に積んであるギターを取りに行こうとして真っ青になったのは想像に難しくなさそうですね。(´-ω-`)
もちろん東府中の交番に行き、ひょっとして駐車場に置き去りにしたのではなく店の楽屋に忘れたのかも?
そんな淡い期待もむなしく、ギターは出て来ませんでした。(;_;)
ギブソンのサウンドが忘れられず、神田の楽器街を巡ってギブソン125を手に入れました。
ノーカッタウェイなので高いポジションは届かないけど、p-90のマイクの音が小気味良いギターです。
当分の演奏はこのギターで演奏することにしました。












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そんなある日のこと、
横田基地にいる黒人サックス奏者がギターを募集している、との情報が。。。
そのサックス奏者とは何と、先日新宿ピットインで聴きに行った時、
本田竹広(pf)さんと一緒に演奏していたジョー・ジャクソン(ts)ではありませんか!('Д')!
※本田竹広さん(故人)はその後2度ほど共演させていただきました。
ハンク・モブレースタイルの大好きなタイプのミュージシャンです。
もちろん横田基地のある福生までオーディション?に行くことにしました。
これが長く続く横田基地での演奏の前触れとなります。
次号【彼女と別れた!】 
お楽しみに!

by ymweb | 2019-01-03 16:58 | じゃずぎたりすと物語