渡米!!
2019年 05月 09日
じゃずぎたりすと物語
13年かけて執筆している「じゃずぎたりすと物語」
間もなく完結となります。
これまで熱心にお読みくださり、ありがとうございました。
初めて読まれる方は、
ギターを弾くきっかけを書いた第1話から是非お読みください。
【いよいよ渡米!】
渡米を決心するまでに費用や生活のことなど、考えておく問題がたくさんあります。
これまで一生懸命に働いたので、貯金はそこそこありました。
以前に彼女を寝取られた親友?の吉田君が仕事で現在L.A.にいると聞いて、
しばらく彼のところに滞在してからニューヨークに行こうと考えました。
https://ymweb.exblog.jp/27924778/
「ハワイ経由ロサンゼルス行き大韓航空」

生まれて初めて乗る飛行機は羽田空港から国際線です。(-ω-)/
(当時はまだ成田空港ありませんでした。)
空港に到着すると、吉田君が車で迎えに来てくれていました。
彼は観光で来る日本人にロサンゼルスを案内する、という仕事をしていて、
3rd streetとWestern streetの交差する辺り、
いわゆるコーリアンタウンの近くで、
知り合いの男性とアパートをシェアしていました。
初めて踏み入れるジャズ発祥の地アメリカは、わたしにとって興味津々だけど、
地域によっては治安が悪く、
道路の両脇に浮浪者や危ない人が大勢いるので緊張感が高まります。

しばらく吉田君のアパートに居候を決め込み、ジャズクラブで演奏を聴いたり、
UCLAとかディズニーランドなど、観光はもとより、


楽器店もいろいろ覗いて見たのだけど、

L.A.にはわたしの心を満たしてくれるものが見つからないように思えました。
渡米の目的はジャズです。
聴いて弾いて、実際の空気感に触れて学ぶことです。
ニューヨークに飛ぶことにしました。
コネクションは横田米軍基地で一緒に演奏していたドラマー、エディの兄弟です。
LAから4時間半のフライトでケネディ空港に到着。
「ミヤ?!」
声を掛けて来たのは、思いがけず若い黒人の女性でした。

これから怒涛のニューヨーク生活が始まることになります。
つづく。