婚約! そしてニッポンこくじんの日々
2019年 03月 07日
[全号までのあらすじ]
アルバイト先の「モダン」でコーヒーを淹れていると、ショートヘヤーが良く似合う、とてもキュートな女性が来ました。
相方のウェイトレスが、
「あら?マキちゃん、久しぶり!」
ふ~ん、「マキ」って言うんだ。。。
わたしはこの女性に少し興味を惹かれました。
【婚約、そしてニッポンこくじんの日々】
ジャズが大好きなので「モダン」にたまに聴きに来ている、というこの女性に、わたしのライブがあるので聴きに来ないか?と誘ってみました。
最初は怪訝な表情を見せていたのだけど、興味を示して来てくれることになりました。
こうして彼女との初デートは、八王子のジャズ喫茶「アローン」のわたしのライブでした。(^。^)
そもそも、ギターを始めるキッカケなんて、女の子にモテたいからでしょ? 普通は。(=^x^=)
しかし残念ながら、特に演奏を気に入ってくれた訳ではなく、一生懸命に演奏している姿が印象に残ったそうです。(゚ω゚)ナンダ
それでも彼女と恋に陥るのに 時間はかかりませんでした。(*´꒳`*)
宮之上貴昭 23歳
「武蔵野音楽院」の講師として就任が決まり、ある程度生活の安定が見込まれるのを機会に、お互いの両親を紹介して婚約し、西国分寺の一軒家に住むことになりました。
そんなある日のこと、
米軍横田基地でオルガンを弾いているジョー・デイビスから仕事を頼まれ、「New Groove」というトリオ名で、毎週木曜日と土曜日、基地内のNCOクラブで黒人たちに混じって演奏することになりました。
まさに「ニッポンこくじん」です。(°▽°)

ドルでもらうギャラは現在と違い、相場が1ドル300円くらいだったので良い仕事になりました。

そして基地内は免税なので、酒やタバコも格安嗜むことが出来ます。(持っては帰れませんが。)
また、高かったステーキのコースも、レストランで安く食べることが出来ました。

当然飛行場なので、アメリカ空軍基地のある世界中から飛行機が発着しています。

そんな光景を眺めに、24時間オープンしている「エアポートゲート」にあるレストランに行くのも楽しみでした。
当時は黒人が街を歩いている姿を見るのも珍しい光景でしたが、
西国分寺に住むわたしたち夫婦のところに、皮ジャン来て「ナナハン」乗った黒人が頻繁に遊びに来ていました。
わたしはその頃、英語もペラペラペラって感じでした。(現在はペッくらい)

そんなある日のこと、一本の電話が!
「み、宮之上先生ですか?」
この人物との出会いが、後にお互いの人生を大きく左右させる?あの人物だったのです。
その人物とは?!
つづく