【初めての一人暮らし】
2019年 01月 18日
【初めての一人暮らし】
宮之上貴昭20歳
アルバイト先のジャズ喫茶「モダン」が国分寺にあったので、
わたしは日野市多摩平の実家から国分寺に引っ越すことにしました。
家賃のことを考えると国分寺の市街地は高いので、
駅から20分ほど南下した府中市栄町の木造アパートの2階です。

※写真はイメージです。
初めての一人暮らしは、家具などを揃えなければいけないので、
金銭面に不安があったけど、
これでギターを練習して父に「うるさい!」と怒鳴られることもなくなるので、
少しワクワクします。
キャバレーとジャズ喫茶で生計を立てて一人暮らしを始めましたが、
やはりジャズをもっと演奏したいという気持ちが大きくなって、
ライブハウスに出るために自分のバンドを組み直すことにしました。
以前に知り合って、リハーサルにちょくちょく顔を出してくれるベースの山口雄三は、東京理科大学に在籍しています、
そして当時キャバレーでバンマスをしていた大井貴司(vib)から坂田稔(ds)を紹介され、
その坂田稔から北島直樹(pf)を紹介されました。
この「宮之上カルテット」であちこちの都内のライブハウスで演奏することになりました。
このバンドは長期間に渡って演奏することになります。
※山口雄三(bs)は現在でもたまに一緒に演奏しています。
また北村英治(cl)クインテット他でも活躍中です。

※坂田稔(ds)はその後、宮間利之&ニューハードに最も長く在籍するドラマーとなりました。

北島直樹(pf)は松本英彦(ts)や阿川泰子(voc)のレコーディングに参加、
現在は寺井尚子(vio)のグループでも活躍中です。

わたしの演奏は音楽的にも視覚的にもストイックでした。
演奏時に決して笑顔を見せないしMCもありません。
「俺たちの演奏を聴け!」のオーラがかなり強く出ていたと思います。(-_-)
「ストイックさ」だけで言うなら変わっていないと思うけど、
現在は笑顔と楽しいMCも売り?です。( ◠‿◠ )
でも演奏のファンも少しずつ増えて、
わたしにギターを習いたいという人も出てきました。
東経大学の山中君はわたしの最初の生徒となりました。
こうして、昼間はジャズ喫茶「モダン」でアルバイト、
夜はキャバレーやライブハウスで演奏して、時たま教える生活が続きました。

つづく