〔前号までのあらすじ〕 麻丘めぐみ似の彼女が出来て、憧れのギブソンⅬ-5も手に入れてキャバレーで演奏する毎日が続いていました。
※麻丘めぐみはその後知り合って、現在でも友人です。
そんな中L-5が盗まれる事件が発生したのです。
【ギブソンL-5盗まれる!?】
東府中の「D2」というキャバレーでギタートリオで演奏していました。
ベースは沼上励で、演奏が終わると彼を乗せて一緒に帰っていました。
※沼上励(ぬまかみ つとむ)は中村誠一(ts)や吉岡秀晃(pf)のバンドで活躍中です。
駐車場は店の道路を挟んだ斜め前にあって、沼上を乗せた後ギターを積んで出発、
と思いきや、ひょっとしてギターを車に立てかけたまま出発してしまったのでしょう。
結論から言うと、ギターは手元には戻って来ず、残ったのは9か月の月賦だけでした。(/ω\)
何故気付かなかったのか、理由があります。
家に帰った直後、「プップッ」と悪友から車の合図。
これから横浜に遊びに行こうと誘惑の誘いだった。
楽器は車に積みっぱなし(と思っていたけど)、そのまま横浜に遊びに行きました。
帰って来たのは翌朝。
車に積んであるギターを取りに行こうとして真っ青になったのは想像に難しくなさそうですね。(´-ω-`)
もちろん東府中の交番に行き、ひょっとして駐車場に置き去りにしたのではなく店の楽屋に忘れたのかも?
そんな淡い期待もむなしく、ギターは出て来ませんでした。(;_;)
ギブソンのサウンドが忘れられず、神田の楽器街を巡ってギブソン125を手に入れました。
ノーカッタウェイなので高いポジションは届かないけど、p-90のマイクの音が小気味良いギターです。
当分の演奏はこのギターで演奏することにしました。
そんなある日のこと、
横田基地にいる黒人サックス奏者がギターを募集している、との情報が。。。
そのサックス奏者とは何と、先日新宿ピットインで聴きに行った時、
本田竹広(pf)さんと一緒に演奏していたジョー・ジャクソン(ts)ではありませんか!('Д')!
※本田竹広さん(故人)はその後2度ほど共演させていただきました。
ハンク・モブレースタイルの大好きなタイプのミュージシャンです。
もちろん横田基地のある福生までオーディション?に行くことにしました。
これが長く続く横田基地での演奏の前触れとなります。
次号【彼女と別れた!】
お楽しみに!