宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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【さらば北海道】

【さらば北海道】

1970年8月24日(月)

朝6時に起床。
昨日は空きっ腹で寝たので、
朝食はたくさん食べようと心に決めていましたが、
このユースホステルの朝食は袋に入った薄いパンがたった3枚と、
小学校の給食で出てくるような脱脂粉乳ミルクと
キャベツの千切りサラダが少々。
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※当時の日記の絵から。

自転車旅行を一ヶ月以上続けている
欠食児童?の16歳宮之上少年にとって、
このユースホステルは最悪でした、
ギターがあったこと以外。('_')

今日の予定は室蘭まで走ってそこからフェリーに乗り、
青森まで行きます。
(行きに函館から走った同じルートを走らなくて済む賢い選択でした。)
ここから室蘭まではそんなに遠くないので、また少し横になって、
フェリー出発の時間に合わせて出発しようと思います。

雨が降る中、国道36号線をひた走っていると
どこかで見たようなスカイラインが走って来て
わたしに合図を送っています。
まさか!!

やはりそうでした。
塚尾牧場の若旦那で、仕事で室蘭まで行くそうです。
「気を付けて行くんだぞ!」
心強い励ましの言葉をかけてもらって分かれました。

室蘭の街に到着しました。
近くで昼食のパンと船中の夕食も買いに行きました。
北海道では「日糧パン」という会社が大きなシェアを占めていて、
味はまあ良いのだけど、
貧乏旅行者にとって値段が高いのが難点でした。
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でも仕方ないので、50円のピーナッツパンと
30円のぶどうパンを買って半分だけ食べ、
残りを夕食に回そうと思いました。(;_;

室蘭港のフェリー乗り場に到着しました。
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旅で得た凄い宮之上式節約法があります。
先ずは荷台が空いているトラックを見つけます。
そして運転手にわたしを助手席に乗せて、
荷台には自転車を積んでくれるよう頼みます。
こうすることによって積んだ自転車はトラックの荷物とみなされ、
車の同乗者の運賃も無料になるのです。
つまり無料でフェリーに乗ることが出来るのです。(^^)/
※1970年の情報で、現在は違うと思います。
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このフェリーには大勢のサイクリストが乗っていました。
しかしわたしのような頭脳作戦を行っている人は。。。
いそうもありませんね(笑)
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フェリーは太平洋、そして津軽海峡に進みます。
漕がなくても進んでくれる歓び。
しっかり寝て日ごろの疲れを癒しました。
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「お~い、着くぞ!」
夜10時、運転手から起こされて甲板に出ると青森港。
「日水」のマークが赤々と海面に反射していました。
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本州に戻って来たぞ~~!!
さて今夜のネグラ探しです。

目に留まった寺を2ヵ所尋ねましたがどちらも断られ、
寒さと空きっ腹で「ラーメン80円」の看板に飛び込んだものの、
「看板に偽り有り」で、90円取られてショック!(;_;

泊まる場所がないので駅の待合室のベンチで寝ようと思い、
青森駅に向かいました。
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しかし、です、
何とベンチも始発待ちの人でいっぱいでした。
仕方なく手製寝袋にくるまって自転車置き場の横で寝ることにしました。
しかしそこにも数名、始発待ちの人が寝ている状態でした。"(-""-)"

蚊がうるさくてなかなか寝付けず、眠りについたのは1時半頃でした。
しかし本州に戻って来たので、ここからは南下するだけです。

いよいよ自転車旅行記も最終章に入ります。
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〔この日使ったお金〕 パン代合計¥110 / ラーメン¥90 合計¥200




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# by ymweb | 2016-06-03 17:25 | じゃずぎたりすと物語

あっ! ギター!

1970年8月23日(日)
【あっ! ギター!】

白老の朝。
起きて出発の準備に取り掛かりました。
帰ってからお礼状を書くためにこのお寺の住所を聞いて出発。

北海道の滞在も少なくなってきたので、のんびり走りました。
今日の目的地は登別温泉あたりで、比較的近いのです。

途中お腹が空いて、豆パン1個買って食べましたがぜんぜん足りません。

小1時間走ったところでもう登別駅に着いてしまいました。
ここから登別温泉まではすぐだろうと、たかをくくっていましたが、
それがとんでもない上り坂の砂利道でした。('_')

自転車を降りて押しながら坂道を登っていると、
そこへ1台のバイクが近づいてきました。

「引っ張って行ってあげようか、ロープで!」
こうしてバイクに引っ張られて坂道を登って行くとすぐに転倒。
気を取り直して再びトライするもまたまた転倒して、
膝を擦りむいてしまいました。
気持ちに感謝してお別れしました( `ー´)ノ

ようやく登別温泉・地獄谷に到着しました。
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ほとんど知られていなそうな、
倶多楽湖(くったらこ)という湖を訪ねてみることにしました。
透明度の高いとても綺麗な湖です。
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湖畔には「倶多楽湖ユースホステル」と、裏手にはキャンプ場もあって、
少し早いけど、今夜はこのキャンプ場に泊まろうかと思います。

しかしです、ふとユースホステルの窓を見ると、
何とギターが見えるではありませんか!!
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ギターが弾きたいがために?早速行って空き部屋を確認して
こちらに泊まることにしました。(^^♪

しかしこのユースホステルは風呂の設備がなくシャワーのみ、
食事もお粗末で、ミーティングと呼ばれる
ユースホステル独自のイベントもありません。
ペアレントと呼ばれるオーナーはあまりやる気がないように感じました。
※日記に書いてあるその時の個人的な意見です。

しかし宿泊者で外でキャンプファイアーをしている人たちがいて、
その人たちが自発的に「夕べの集い」を行い、わたしもそれに参加しました。

一人ずつ自己紹介している間もわたしはずっとギターの演奏に耽り、
自分の番が回ってくるのも忘れていました。

「へ~~ 上手ですねギター! 何を弾かれているのですか?」
「ありがとうございます、ジャズです。」

パチパチパチパチ

「真っ黒に焼けていますけどどちらからいらしたんですか?」
「自転車で東京から来ています」

パチパチパチパチ

「今日で何日目ですか?」
「え~と。。。1ヶ月と1日です」

パチパチパチパチ

質問に答えるたびに周囲から拍手が起こりました(笑)
宿は期待に反しましたけど、素晴らしい出会いに感謝です。
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※この写真はイメージです。

ほんとうはもっとギターを触っていたかったのですが、
9時半ごろ床に就きました。
布団の中に入っても足はまだビートを刻んでいて、
なかなか寝付けませんでした。('_')

さて明日はいよいよ北海道とお別れして本州に戻ります。
この自転車旅行も終盤に入りました。

※情報によると倶多楽湖ユースホステル(白老郡白老町字虎杖浜)は、
解約後も『倶多楽湖キャンプ場』敷地内のロッジとして営業を継続していましたが、
1999年に廃業し、閉鎖された模様です。

〔この日使ったお金〕 豆パン1個¥60 / ファンタ¥30 / ナイスクラッカー¥50
ユースホステル代¥600 合計¥740


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# by ymweb | 2016-05-23 16:25

牧場を後に

9年間かけて書いている「じゃずぎたりすと物語」の続編、
執筆再開しています。
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「じゃずぎたりすと物語」は、私がギターを始めるきっかけから
プロのジャズギタリストになるまでの出来事を、
おおよそ史実に基づいて書いています。

このところ、人生においての大きな思い出となった
「自転車日本一周旅行記」の話が長くなっていますが (ーー;)
私にとって15歳~16歳にかけての自転車日本一周旅行は、
体力作りはもとより、
根性や気力といった精神態度の原点ともなっています。
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ほどなくして旅行記は終了させて、
またジャズギタリストへの道を綴りたいと思いますが、
自転車旅行記もまだまだ皆さんにお聞かせしたい
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出来事がたくさんあります。
完走するまで引き続き読んでくだされば嬉しく思います。
※初めて読まれる方は是非第一話からお読みください。
http://ymweb.exblog.jp/

※自転車旅行記はその時に書かれた日記や写真を参考に、
ほとんど史実通りお伝えしています。
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1970年8月22日(土)
 【牧場を後に】

朝5時過ぎに起きて馬にカイバをあげ、一頭一頭にブラシをかけます。
牧場バイト最後の仕事です。
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一度仔馬にブラシをかけていた時に足を軽く踏まれて
飛び上がるような痛い思いをしたことがあるので、
まだ少し恐さはあるものの、毎日世話していたので愛おしくて、
一頭ずつ別れを言いました。
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朝食を済ませてバイト代金¥3,000をいただき、
思い出深い塚尾牧場を後に、
日本一周自転車旅行一人旅の再開です。

国道235号線を太平洋に沿って西に向かいます。
風が強いのは台風の影響ですが、
運良くそれが追い風となって、楽に走ることが出来ました。
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苫小牧市にほど近い沼の端(ぬまのはた)というところまで来たら道を間違え、
国道を進むはずが自転車の天敵の砂利道に。

こうして苫小牧市まで来て、
疲れたので今日はこの街に泊まろうかと思ったけど、
この街は製紙工場が立ち並んでいて少し無機質に見えたので、
もう少し先に進み、白老(しらおい)という街に泊まることに決めました。

早速テントを張れるような敷地のあるお寺を探しに行きます。
近くには「白老ユースホステル」がありますが、
貧乏旅行ではその宿泊料さえ高く思えて、なかなか飛び込む勇気がありません。
しかし出発前にユースホステルにも宿泊する旨を伝えていたので、
両親から手紙が届いている可能性もあり、とりあえず立ち寄ることにしました。
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※写真は拾って来たもので当時のものではありません。

「みやのうえさん?ですか?」
わたしの勘は的中して、父から手紙が届いていました。

途中カメラをどこかに落として凹んでいた時に、
赤電話から自宅に電話したことを覚えていたらしく。
「貴昭、元気か? カメラは買いなさい、
吉田君は途中台風に遭ってめげたらしく帰って来たぞ」

元々口数の少ない父で、手紙の内容もたったそれだけの短いものでしたが、
16歳の宮之上少年は久しぶりに父の肉声を聞いたような気持になりました。

カメラは阿寒湖で借りたので大丈夫!
気を取り直して寺探し。
2軒目のお寺で宿泊のOKをいただき、境内の隅にテントを張りました。
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そして近くにある有名なアイヌ部落に行き、
資料館や踊りを楽しみました。
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純粋なアイヌ人はもうほとんどいないそうです。

こうして10時半、
またきつい手作り寝袋に体を突っ込んで寝ました。

〔この日使ったお金〕 牛乳¥25 / 豆パン大1個(¥60) /
パン1個¥30 / アイヌ部落入場料¥70 / タバコ(mf)¥80 合計¥265



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# by ymweb | 2016-05-23 13:12 | じゃずぎたりすと物語
しばらく絶筆していた「ジャズギタリスト物語」の続編を書いてます。
「じゃずぎたりすと物語」は、私がギターを始めるきっかけから
プロのジャズギタリストになるまでの出来事を、
おおよそ史実に基づいて書いています。
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このところ、人生においての大きな思い出となった
「自転車日本一周旅行記」の話が長くなっていますが、 (ーー;)
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私にとって15歳~16歳にかけての自転車日本一周旅行は、
体力作りはもとより、
根性や気力といった精神態度の原点ともなっています。
ほどなくして旅行記は終了させて、
またジャズギタリストへの道を綴りたいと思いますが、
自転車旅行記もまだまだ皆さんにお聞かせしたい
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出来事がたくさんあります。
完走するまで引き続き読んでくだされば嬉しく思います。
※初めて読まれる方は是非第一話からお読みください。
http://ymweb.exblog.jp/


1970年8月17日(月)

【OK牧場?!】

朝目が覚めてほどなく、寺の住職の奥さまが
「朝ごはん食べて出発しなさい」と嬉しい言葉をいただき、
遠慮なくご馳走になって、
意気投合した山田さんと一緒に出発となりました。

昨日道で拾った車のホイールキャップはあまりにも重くてガサ張り、
これでバーベキューという目論見は消失して、
結局途中で捨てることになりました。(*_*)
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国道235号線は地図と違って舗装道路ばかりではなく、
途中何度も砂利道になります。
しかし疲れを爽やかにさせるのは、左手に太平洋の大海原、
そして右手には牧場の大草原の景色でした。。
そう、この辺りはサラブレッドの名馬を産む牧場が集まっているのです。

「せっかく北海道に来たんだから牧場でちょっとバイトでもしたいね。。」
「お金もないし思い出にもなりそうだから。。。」

そんな気持ちが芽生えながら静内という町に入って来ました。
数日だけバイトできるか牧場に飛び込みで聞いてみることにしました。
ほんとうは新鮮な牛乳が毎日飲めそうな牛の牧場と思っていたのですが、
この日高地方はサラブレッドの名馬を産む牧場が集まっているのです。

しかし2ヶ所の牧場で丁寧に断られ?牧場のアルバイトをあきらめていたら、
「塚尾牧場」という名前の牧場が見えてきました。
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塚尾牧場だから、ひょっとして「よし、つかおー」となるかもしれない?
つまらないシャレに任せて訪ねたところOKの返事をいただきました。
3食、風呂付き、1日700円、です。

傍らにいる女性はとても美しい奥さまで、
テレビ番組「11pm」のカバーガール、高橋レナによく似ていました。
16歳の宮之上少年の目に眩しく映りました(*^^*)
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この牧場に到着したのがまだ午前中だったので、
早速これから仕事、内容は「皮むきだ!」と言われました。
それを聞いた一人の若い男がくすくすと不敵な笑みを浮かべていたので、
どんな仕事か気になりました。

外に出て斧を手に取り、伐採して山積みになっている木を1本ずつ皮を剥いでいくという単純作業です。
生木をそのまま使うと腐ってしまうので、皮を剥いでペイントして牧柵に使うそうです。
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これは思いのほか重労働です。
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最初の1本の皮を剥ぐだけでも「グー」が出来ないほど手が痛くなってきました。
隣で黙々と木の皮を剥いでいる山田さんにも同様の疲れの色が見えます。
あの若い男の浮かべていた笑みの意味がよく分かりましたが、
放牧されている馬を見ると何か癒されます。
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「もう終わっていいぞ!」の声がかかる夕方5時までこの単純作業は続き、
質素だけど美味しい夕飯をご馳走になって静内の街に出かけます。
目的はもちろんパチンコです。(^_^)/~
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(;_;

('_')

('Д') 

Σ(゚Д゚)

"(-""-)"

200円の大金をすって帰り(;_; 
夜9時になると馬のご飯と水やりの手伝いをしました。
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こうしてすっかり疲れて夜11時に寝ました。


〔この日使ったお金〕 パチンコ代¥200

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【ちょい悪少年!?の日々】

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1970年8月18日(火)~21日(金)

毎朝5時起床、馬にカイバと水をあげてブラッシングと糞の掃除。
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その後は牧柵作りという単純仕事、
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夜になると山田さん、そして当初不敵な笑みを浮かべていた宮田さんと共に町に繰り出してパチンコと飲酒、
文字通り「ギャンブル・飲酒・喫煙」という、ちょい悪を楽しんで?いました。
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ある日、応接室に入った時にレコードと「8トラック」を発見しました。!
何とその中にはジャズもあるではありませんか!(^^♪
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ご主人に応接室でこれらを聴く許可を得て、
一人夜な夜な応接室でジャズを聴いて楽しみました。
ギターがないので良いフレーズは何度も聴いて
口笛で吹けるように練習しました。
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危うくこのままでは将来「激悪オヤジ」になるところを、
(現在なっているというツッコミはいりません)
ジャズに救われたような気がしました。

たった5日間のバイトでしたけど、とても有意義に過ごせました。
快くバイトを受けてくださり、すっかりお世話になった塚尾牧場さんに感謝です。

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※塚尾牧場はダービー馬「タニノハローモア」を輩出した牧場でしたが、
調べたところ残念ながら倒産に追い込まれたそうで、現在はありません。

明日はここ塚尾牧場と山田さんともお別れして、北海道をさらに西に進みます。


〔この4日間で使ったお金〕 初日のパチンコ代とお酒代 合計¥350

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# by ymweb | 2016-05-06 22:19 | じゃずぎたりすと物語
しばらく絶筆していた「ジャズギタリスト物語」の続編を書いていきます。
「じゃずぎたりすと物語」は、私がギターを始めるきっかけから
プロのジャズギタリストになるまでの出来事を、
おおよそ史実に基づいて書いています。
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このところ、人生においての大きな思い出となった
「自転車日本一周旅行記」の話が長くなっていますが、 (ーー;)

私にとって15歳~16歳にかけての自転車日本一周旅行は、
体力作りはもとより、
根性や気力といった精神態度の原点ともなっています。
ほどなくして旅行記は終了させて、
またジャズギタリストへの道を綴りたいと思いますが、
自転車旅行記もまだまだ皆さんにお聞かせしたい
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出来事がたくさんあります。
完走するまで引き続き読んでくだされば嬉しく思います。
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※初めて読まれる方は是非第一話からお読みください。

【さすらいのギャンブラー?】

1970年8月16日(日)

このユースホステルで落ち合おうと約束していた吉田君は来ないし、
台風が接近しているということで部屋でのんびりしようと思ったけど、
朝から日が差していたので、朝食を食べてすぐに出発することにしました。
宿で一緒になった九州の水俣から来たという
サイクリストの山田さんと一緒に出発しました。
ずっと一人旅を続けていると、
こうした同行者がいるのはとても嬉しいことです。
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台風は逸れたようですけど肌寒く、むちゃくちゃ風が強くて、
一生懸命ペダルを漕いでもなかなか前に進みません。
山田さんもこの強風にかなり苦労しているようです。
お腹が空いてきて、
街道沿いに商店を探しますがなかなか見当たりません。
そんな中、道端に落ちている車のホイールキャップを発見しました。
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このホイールを下から熱して肉を焼くと美味しそうだな。(-ω-)/
そんな目論見を山田さんに伝えると大喜びで賛同してくれました。
実はわたし、人参や肉のちょっとした脂身も食べられない人間でしたが、
この旅行で体がそれらを欲するのか、好き嫌いがなくなりました。

強風の中、ホイールキャップを積んで走っていると夕方になり、
「三石」という町に着きました。
走行距離はぜんぜん伸びなかったけど、
今夜はこの町に宿泊することにします。

テント寝は覚悟していたのですが、
ダメ元で近くにあった寺に行き宿泊交渉。
これがOKとなって荷物を置いて部屋でのんびり。
そんな中、山田さんから思いもかけない言葉が。

「宮之上君、パチンコやりに行かない?」

パ、パチンコ???
子供のころ(この時も子供だけど)お父さんやおばさんに連れられて行き、
何回か玉を打たせてくれた遊ばせてもらったことはあるけど、
自発的にパチンコ屋に行ったことなどありません、法律的にもダメだし。。。
※そんなこと言ったらこの自転車旅行で喫煙したのは何なんでしょう(*_*;
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仕方なく?期待を持って山田さんとパチンコ屋に行きました。( `ー´)ノ
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Σ(゚Д゚)

( 一一) 

('Д') 

"(-""-)"

大金200円をすっかりすって肩を落として寺に戻ると、
お寺の方がわたしたちに夕飯をご馳走してくれました。

山田さんと旅のいろいろな話をして9時ごろ床に就きました。

【この日使ったお金】 ユースホステルの朝食¥130 / 牛乳¥23 / パン¥100 /
酢イカ¥50 / 天ぷら¥30 / アイスクリーム¥30 / パチンコ代¥200
 〔合計¥536〕


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# by ymweb | 2016-05-04 14:53 | じゃずぎたりすと物語