宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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じゃずぎたりすと物語 〈綿密な計画はAB型!?〉

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時折 窓の外の雨を眺めながら地図を広げて、
昨年の続きとなる「日本一周自転車旅行:後半」の構想を巡らせます。
南日本を周った時の実際的な教訓があるので、一日にどれほど走れるか、
予算はどのくらいかかるかなど、具体的に計画をまとめることが出来そうです。

AB型という血液型が性格に影響するかどうかは解りませんが、
私は部分的に?異常なほど細かくて、ある時突然大雑把な性格になります。
どのように部分的に細かくて、突然大雑把な性格になるかというと、
例えば本棚を整理しようと思う場合、本の高さからきちっと揃えて整理し始めます。
しかしその途中で電話が鳴ったりすると、話が終わって部屋に入った途端その作業は終了で、
残りの本は適当に本棚に突っ込んじゃいます。
電話ではなくても、例えば整理している途中で興味のある本が出てくれば、
そこで読み入ってしまい、本棚の整理は終了となってしまいます。

現在私のバンドのドラマー太田耕平は、「宮さんは演奏前がA型で演奏中はAB型、
演奏が終わるとB型になります」と述べています。
O型の彼にそんなこと言われるのも少し悔しいけど、当たっているかもしれません。

話が飛んでしまいましたが、そんな訳で今回の自転車旅行の計画は綿密に行ないました。

高校の夏休みは40日のため、東京から水戸街道を北上して海沿いに仙台まで行き、
上り下りが多く距離も長い三陸沿いを走ることを断念して、
国道4号で盛岡から青森県・野辺地まで行き、そこからフェリーで函館、
時計回りに北海道を一周して、室蘭からフェリーで青森、
青森から秋田、山形の奥羽地方の海沿いに走って新潟から越後湯沢を通り、
山を越えて東京に戻るというコース。

昨年のように大変な思いをしなくて済むように、
1日に走る距離を少なめに設定して、無理のない計画を立てることにしました。

この旅行のために1日1ページずつ計40枚もの行程表を作りました。
その全てに北日本の地図を書いて、全行程を黒いボールペンで書き、
1日に走らなければいけない行程部分だけ、赤のボールペンで記しました。
1日ごとにその行程表を取り換えて、
自転車のフロントバックの透明ケースに入れて走るという訳です。
例えば1日目は東京から茨城県土浦市まで進む予定なので、
全体から見れば少しだけ赤くなっていて、旅行終盤ではほとんどが赤くなっているので、
これまで走った距離が一目で解るというものです。

私の細かさはそれだけではありません。
到着予定地の名産品も事前に書き記しました。
例えば霞ヶ浦近くの土浦だったら「コウナゴの佃煮が美味しそう」とか、
札幌だったら「味噌ラーメン食べるべし!」などなど。。。
今考えれば高校生の浅い食知識ながら、自分で調べた特産品も書き記しました。
どうやら食い意地と食に対する執着はこの頃からあったようです。

1学期が終わりを迎えて、間もなく始まる夏休み。
自転車日本一周旅行出発の日が近づきました。

そんなある日、突然父が深刻そうな顔をして
「貴昭!お前に重大な話がある。」と言って私に近づいてきました。

なんだなんだ??

                                         つづく

写真:リアルタイムで綴った自転車旅行日記
この日記と写真を基に〈じゃずぎたりすと物語〉は書かれています。
そのため当時の記録が鮮明に残っています。
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by ymweb | 2009-01-24 18:27 | じゃずぎたりすと物語