宮之上貴昭執筆による長期連載


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【彼女が出来た!?】

〔前号までのあらすじ〕
「宮之上にギターは楽器が安いから音がしょぼい!」
バンド仲間の添田からこう言われて一念発起!
その時は胸倉つかんで殴りかかったものの、
神田の楽器屋で値切って買った1万8千円のギターでは
確かにプロとして情けない部分もあった。
そこでステータスと言われる「ギブソン」を買うために、
キャバレー以外に昼間のバイトもしようと決断。
家の近くにある喫茶店の募集張り紙を見て面接に行った。

【彼女が出来た!?】
「純喫茶・多摩」は家から道路を挟んだすぐのところにありました。
純喫茶と銘打っていますが、メニューにはドリンク以外にカレーやピラフ、
スパゲティやサンドイッチもあって、
どちらかといいえば軽食喫茶という感じの小ぢんまりとしお店。
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大学を出たばかりのボンボンという感じの若いマスターが出てきました。
18歳のわたしをしげしげと見て、安い時給と条件を言ってきましたが、
わたしはその条件を承諾してこの店でバイトすることになりました。
※この経験が後にわたしのコーヒーと料理に対する探究心、
また自分の店をオープンさせる礎となりました。

チーフと呼ばれる菊池さんは無口ですが、素晴らしい料理の腕前。
あちこちのレストランでも修行してきた人らしい。
わたしに優しく対応してくれて、
コーヒーの淹れ方や料理を丁寧に教えてくれました。
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とりわけ彼の作るカレーは絶品で、この店でも人気となっていました。
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マスターは店の2階にある自宅の部屋で毎晩麻雀に明け暮れていて、
たいてい昼過ぎに起きてお店に降りてご飯を食べに来ます。
従業員からは好感度は持たれていないようでした。(+_+)
ウェイトレスは2名いて、現在で言うところのヤンキーな感じ。
でもお二人ともとても美人でした。

そんなある日のこと、女子高生のアルバイト、
本村康子さんが入って来ました。(もちろん名前は変えてありますw)
彼女は「芽生え」でブレイクしているアイドル,
麻丘めぐみに感じがよく似ていました。
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彼女が仕事に慣れてきたころ、
近くに誰もいなくなった瞬間を見つけて
わたしにプレゼントを渡しました。('_')
ありゃ。。ひょっとしてわたしに想いを寄せたのでしょうか、
プレゼントのチョコレートの箱の中には「大好き!♡」とあります。(*_*;
18歳の宮之上、大いに照れるも、
仕事の休みには高尾山になど出かけて
初デートを健全に楽しみました。(^_^)/~

こうして夜はキャバレー、昼は喫茶店という生活がしばらく続き、
お金も貯まっていきました。
その後キャバレーバンドのバンマスと音楽的なことで揉めて
大げんかになり(また?w)
良い条件のところを探して自分でバンドを組んで演奏することにしました。
八王子以外にも相模原や千葉・本八幡など、自分がバンマスとしてトリオ、
あるいはボーカルを加えて演奏しました。
(当時はまだまだ好景気でしたね)

19歳、夢のギブソンを買うメドが付きました。(^^♪
どうせ購入するなら憧れのウェス・モンゴメリーと同じ「L-5」です。
御茶ノ水の楽器屋を回って「須賀楽器店」というお店でこれぞ!
という1本を見つけました。
当然現金で買えるはずもありません(笑)、
いくらかの頭金を払って残りは10回払いです。
でも手にしたのですギブソンを、それもL-5を!\(^o^)/
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しかしこの後そのL-5が大変なことに!
次号《L-5盗まれる!》 

【お知らせ】
いつも熱心に「じゃずぎたりすと物語」を読んでくださりありがとうございます。
執筆から今年で10年を迎えますが、皆さまに嬉しいお知らせがあります。
この「じゃずぎたりすと物語」は編集して書籍化を予定しています。
詳細が決まりましたらまたご案内いたしますが、良い報告が出来ますことを願っています。
引き続きよろしくお願いいたします。
宮之上貴昭
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by ymweb | 2017-02-13 16:26 | じゃずぎたりすと物語