宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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モテモテ!?

〔前号までのあらすじ〕

こうしてキャバレーで順調に演奏しているある夜のこと、
事件が起きました。

「宮ちゃんはわたしのものよ!!」
「何言ってんの?!私の宮ちゃんよ!!」

何と、
ホステス同士がわたしのことでつかみ合いになっていました。|д゚)

ギョエ~~!! ('Д')

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【モテモテ!?】

音楽、そしてジャズのことしか眼中になかったのですが、
驚いたことに、知らない間にキャバレーのホステスの間で人気になっていました。

演奏の良し悪しなんてホステスはほとんど分からないと思うので、
ひょっとしたら、若さに加えて当時流行っていた服装や長髪がモテた原因なのかもしれません。
「ミ~ヤちゃ~~ん♡」
階段ですれ違いざまに抱きしめられたり、
「ねえ~♡ 飲みに行かな~い?」
帰りに店の裏出口で待っていて声をかけられたりしました。|д゚)

こんなこともあったのですね~
この日に時間を戻したい!?(笑)

しかしわたしは取って間もない免許で車を運転して来てましたから飲みになど行けません。
だいいち興味ありません、ホステスよりジャズです。(-ω-)/
少し嘘くさいですが、まあ本当です。(^^)/

数日後、キャバレーが開店する前の早い時間に、
店長とホステス、そして「黒服」と呼ばれるスタッフで「ミーティング」が行われていました。

「ホステスとバンドの付き合いは禁止!もしその状況が認められたら店を辞めてもらいます!」

ほら、だから言ったでしょ( 一一)
店側も客をそっちのけでバンドに色目を使うホステスなど必要ないのです。

その後わたしに直接色目を使って近づくホステスは少なくなったものの、
客と踊っている時にわたしの方を見てウィンクしてくるホステスはいました。

そんなキャバレー演奏生活もおおむね順調にこなしていましたが、
昼間は時間があったので、国立音大の打楽器科の教室で仲間と練習しました。
※当時は音大はJR国立駅の富士見通りにありました。

こうしているうちに(もっとジャズを演奏したい)という気持ちが強くなってきました。
予てから応募していた新宿「ピットイン」で朝の部の出演が決まりました。
演奏が良ければ、ひょっとしてレギュラーで出演出来るかも。。。
そんな願いもありました。

練習している臨時メンバーで初出演しましたが、
身内の客は来てくれましたけど、ブッキングを担当したり、
音をじっくり聴いてくれるようなスタッフなど一人もいませんでした。

現在は分かりませんが、
当時は一流と呼ばれる「夜の部」出演するサイドメンの一人がリーダーとなって演奏するのが「昼の部」、
「昼の部」のサイドメンがリーダーとなって演奏するのが「朝の部」、
という感じで基本的なシフトが組まれていて、
新人はその「空いた枠」に入れていくという感じだったように思えます。
※ずっと後になって「夜の部」でレギュラー出演することになりましたが。(^^♪

しばらくすると、友人の青木君がジャズのライブハウスをオープンするので是非出てほしいとのこと。
キャバレーのある同じ街、八王子でした。
「アローン」と名付けられた店に定期的な出演が決まったのです。

ジャズの道スタート!?

次回「喧嘩!」

また波乱含みで   つづく


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by ymweb | 2016-08-12 18:56 | じゃずぎたりすと物語