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宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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オーディション

〔これまでのあらすじ〕

高校も無事に卒業することが出来て、
ジャズギターの研鑽に勤しむ日が続いていたそんなある日のこと、
音楽仲間からの情報で、
キャバレーのバンドリーダーがギターを募集しているとのこと。
オーディションを受けるために八王子まで出かけました。

訪れたキャバレーの控室は
初めて嗅ぐ独特な臭いに満ちていました。

エレベーを持ったバンマスが
「みやのうえ君、だね?!」

「何か演歌弾ける?」

"(-""-)"

つづく。

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【オーディション】

演歌!!?? |д゚)

最初はドキッとしましたが、実はわたし、兄の影響で、
ギターのルーツが古賀正男にあったことを覚えていますか。
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ジャズの勉強しているけど、高価なレコードなどそう買えるものでもなく、
テレビやラジオから流れるすべての音楽が
ギターの勉強につながっていました。
したがって聞いたことのある、
というか無理やり放送で聞かされている演歌を弾くことなど
わたしにとっていとも簡単なのでした。(^^♪

しかし、でした。
バンマスがわたしに赤い本を差し出してパラパラめくり、
「ではこの曲弾いてみて!」
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(*_*;

そう、譜面はまったく読めないのです。

まったく読めないわたしにバンマスは
「じゃぁ、この中で何か知っている曲ある?」
ほとんど知ってましたし、
逆に知っている曲ならなんでも弾くことが出来ました。

バンマスはそうしたわたしの才能?に気付いたのか、
「では歌手の名前を言うからその人の曲弾いてみて!」
「はい、森進一!」
♫「おふくろさん」 ♫「えりも岬」 ♫「港町ブルース」
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「では青江美奈!」
♫「池袋の夜」♫「長崎ブルース」♫「伊勢佐木町ブルース」
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「では美空ひばり!」
♫「柔」♫「悲しい酒」♫「リンゴ追分」
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バンマスの顔が笑いで止まらなくなっています。
そう、わたしは放送で数回聞いただけで
イントロからエンディングまですべて覚えてしまう特技の持ち主、
いわゆる「福耳」の持ち主なのでした。( `ー´)ノ ソレチャウヤロ!

かくして、生まれて初めてのプロデビューとなります。
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そしてキャバレーのお姉さま方の熱~い視線を浴びることとなります(-ω-)/


                            つづく
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by ymweb | 2016-08-03 16:10 | じゃずぎたりすと物語