宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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【羽越・街道をひた走るⅠ、Ⅱ】

9年間かけて書いている「じゃずぎたりすと物語」
続編を執筆再開しています。
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「じゃずぎたりすと物語」は、私がギターを始めるきっかけから
プロのジャズギタリストになるまでの出来事を、
おおよそ史実に基づいて書いています。

このところ、人生においての大きな思い出となった
「自転車日本一周旅行記」の話が長くなっていますが (ーー;)
私にとって15歳~16歳にかけての自転車日本一周旅行は、
体力作りはもとより、
根性や気力といった精神態度の原点ともなっています。
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ほどなくして旅行記は終了させて、
またジャズギタリストへの道を綴りたいと思いますが、
自転車旅行記もまだまだ皆さんにお聞かせしたい
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出来事がたくさんあります。
完走するまで引き続き読んでくだされば嬉しく思います。
※初めて読まれる方は是非第一話からお読みください。
http://ymweb.exblog.jp/

※自転車旅行記は
その時に書かれた日記や写真を参考にお伝えしています。
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今回は特別に二話連続でお楽しみください!

1970年8月28日(金)

【羽越・街道をひた走るⅠ】

宿泊させていただいた上に朝食とお弁当まで用紙してくださった
本荘市下出戸の西光寺に感謝です。(^^)/
このところポンポンと良いことが続いていて恐くなります。

すっかり体力を充電して再び出発!
国道7号をひたすら南下します。
鳥海山が見えてきました。
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仁賀保町、そして鳥海山の麓の象潟(きさかた)を過ぎ、
愛車レッド号は山形県に入りました。
口ずさんでいるジャズは「テイク5」ですが、
この曲はペダル漕ぎにくいです。(^^♪

海岸線の道は思っていたほど上り下りがなく
とてもきれいです。
はるかに飛島(とびしま)が見えます。
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酒田の街に入りました。
この街は道が狭くてごみごみした感じです。
見どころはたくさんありそうですけど先に進むことにします。

昼めし時、ちょうど良いところに神社があって、
境内の木陰でいただいたお弁当を開け、
たまたま郵便配達員もここに休憩に来て並んで食べました。
不良なわたしはタバコを一服してからまた出発です。( ´ー`)y-~~

鶴岡を過ぎたころ交差点で並んだのは可愛い女子高生。('_')ポカ~ン
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少し照れくさい16歳の宮之上少年でしたが声をかけてみました。
「もう学校始まっているんですか?」
すると「はい、26日から」

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

そう言えばわたしだって高校生。
完走することとジャズのことしか考えていませんでした。
夏休みって今月の31日まです。(*_*)
先を急ぎます。

鶴岡を過ぎるころ陽も傾いてきて
また今宵の寝床を探しながら走ります。

温海温泉(あつみおんせん)という駅に着いた時には辺りは真っ暗でした。
この街のお寺に宿泊交渉してみましたが断られて、
さらに先まで進んで小岩川というところでまたお寺に当たりましたが、
またまた断られてしまいました。(;_;

この先に進んでも泊まれる場所を確保する期待が持てないため
さっきの温海温泉まで戻って、警察署で宿泊場所の相談をすることにしました。

「名前は!? どこから来たの? 何?日本一周??」

まるで取調室です。
「かつ丼」くらい出せよ。。。(-_-)/~~
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※写真はイメージです。

相談したものの、
結局は温海温泉駅のベンチに寝ることになりました。( `ー´)ノ
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でも駅員さんから「長椅子を二つ重ねて寝ていいよ~」
優しい言葉をいただき、
ベッドのように気持ちよく寝ることが出来ました。zzz

〔この日使ったお金〕 パン合計6個¥120 
アイスクリーム2個¥20 合計¥140

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【羽越・街道をひた走るⅡ】

1970年8月29日(土)

朝4時30分、いい気持で寝ていると駅員に起こされました。
始発に乗る乗客が来たからです。
さすがにまだ眠くて、
二つ使っていた椅子の一つを元に戻してまた少し寝ました。
それでも6時20分、いつもより早い出発となりました。
これで今日は少し距離を稼げるかな、と思います。(^^)/

愛車レッド号は鼠ヶ関(ねずがせき)の県境を越えて
いよいよ新潟県に入りました。

右手前方には粟島(あわしま)見えます。
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大きなトンネルに入る手前でまたアクシデントが!

パンクです(*_*)

道路沿いの近くの家に駆けこんで水を借りて直しました。
しかしです、
肝心の空気を入れる時に携帯する空気入れの調子が良くなく、
しばらく転がして進むと、対向車線からサイクリストがやって来て、
その人に空気入れを借りて何とか事なきを得ました。

予定ではこの先「笹川流れ」という景勝地を通る予定でしたが、
聞くところによると、美しいところだけど、
道も狭くて国道を行くよりかなり時間がかかるとのこと。
パンクという思いがけないアクシデントもあったのであきらめることにします。
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※写真はイメージです。
その後ツアーで訪れた際に立ち寄りました。
のどかで美しいところでした。

いろいろあったので思惑通りの距離を稼ぐことは出来ません。
村上市の東側を通過するころ、今夜の寝床探しです。

荒川町佐々木というところで
大きな民家の庭にテントを張らせてくれと頼んだところ、
「遠慮しないで家に泊まれ」と嬉しい言葉。
この大きな家は本家で、近所はみんな分家の家らしい。(^^)/

夜は家族の子供たちや、少し気になる?高校三年生の女の子と一緒に
近所で行われている花火大会に行きました。(*^^*)

夕食やビールまでご馳走になって、この日は良い気持で11時に寝ました。

〔この日使ったお金〕 
日記に記されていないので不明(酔って寝てしまったのかもw)

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by ymweb | 2016-06-21 19:04 | じゃずぎたりすと物語