宮之上貴昭執筆による長期連載


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あっ! ギター!

1970年8月23日(日)
【あっ! ギター!】

白老の朝。
起きて出発の準備に取り掛かりました。
帰ってからお礼状を書くためにこのお寺の住所を聞いて出発。

北海道の滞在も少なくなってきたので、のんびり走りました。
今日の目的地は登別温泉あたりで、比較的近いのです。

途中お腹が空いて、豆パン1個買って食べましたがぜんぜん足りません。

小1時間走ったところでもう登別駅に着いてしまいました。
ここから登別温泉まではすぐだろうと、たかをくくっていましたが、
それがとんでもない上り坂の砂利道でした。('_')

自転車を降りて押しながら坂道を登っていると、
そこへ1台のバイクが近づいてきました。

「引っ張って行ってあげようか、ロープで!」
こうしてバイクに引っ張られて坂道を登って行くとすぐに転倒。
気を取り直して再びトライするもまたまた転倒して、
膝を擦りむいてしまいました。
気持ちに感謝してお別れしました( `ー´)ノ

ようやく登別温泉・地獄谷に到着しました。
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ほとんど知られていなそうな、
倶多楽湖(くったらこ)という湖を訪ねてみることにしました。
透明度の高いとても綺麗な湖です。
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湖畔には「倶多楽湖ユースホステル」と、裏手にはキャンプ場もあって、
少し早いけど、今夜はこのキャンプ場に泊まろうかと思います。

しかしです、ふとユースホステルの窓を見ると、
何とギターが見えるではありませんか!!
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ギターが弾きたいがために?早速行って空き部屋を確認して
こちらに泊まることにしました。(^^♪

しかしこのユースホステルは風呂の設備がなくシャワーのみ、
食事もお粗末で、ミーティングと呼ばれる
ユースホステル独自のイベントもありません。
ペアレントと呼ばれるオーナーはあまりやる気がないように感じました。
※日記に書いてあるその時の個人的な意見です。

しかし宿泊者で外でキャンプファイアーをしている人たちがいて、
その人たちが自発的に「夕べの集い」を行い、わたしもそれに参加しました。

一人ずつ自己紹介している間もわたしはずっとギターの演奏に耽り、
自分の番が回ってくるのも忘れていました。

「へ~~ 上手ですねギター! 何を弾かれているのですか?」
「ありがとうございます、ジャズです。」

パチパチパチパチ

「真っ黒に焼けていますけどどちらからいらしたんですか?」
「自転車で東京から来ています」

パチパチパチパチ

「今日で何日目ですか?」
「え~と。。。1ヶ月と1日です」

パチパチパチパチ

質問に答えるたびに周囲から拍手が起こりました(笑)
宿は期待に反しましたけど、素晴らしい出会いに感謝です。
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※この写真はイメージです。

ほんとうはもっとギターを触っていたかったのですが、
9時半ごろ床に就きました。
布団の中に入っても足はまだビートを刻んでいて、
なかなか寝付けませんでした。('_')

さて明日はいよいよ北海道とお別れして本州に戻ります。
この自転車旅行も終盤に入りました。

※情報によると倶多楽湖ユースホステル(白老郡白老町字虎杖浜)は、
解約後も『倶多楽湖キャンプ場』敷地内のロッジとして営業を継続していましたが、
1999年に廃業し、閉鎖された模様です。

〔この日使ったお金〕 豆パン1個¥60 / ファンタ¥30 / ナイスクラッカー¥50
ユースホステル代¥600 合計¥740


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by ymweb | 2016-05-23 16:25