宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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陰鬱な日

しばらく絶筆していた「ジャズギタリスト物語」の続編を書いていきます。
「じゃずぎたりすと物語」は、私がギターを始めるきっかけから
プロのジャズギタリストになるまでの出来事を、
おおよそ史実に基づいて書いています。
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このところ、人生においての大きな思い出となった
「自転車日本一周旅行記」の話が長くなっていますが、 (ーー;)
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私にとって15歳~16歳にかけての自転車日本一周旅行は、
体力作りはもとより、
根性や気力といった精神態度の原点ともなっています。
ほどなくして旅行記は終了させて、
またジャズギタリストへの道を綴りたいと思いますが、
自転車旅行記もまだまだ皆さんにお聞かせしたい
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出来事がたくさんあります。
完走するまで引き続き読んでくだされば嬉しく思います。
※初めて読まれる方は是非第一話からお読みください。


1970年8月14日(金)

目が覚めるとお世話になったお巡りさんの姿はなく、
出発の支度を整えているところに帰って来ました。

どうやら交通死亡事故があって呼び出されたようです。
「どうにか事故が起こらない方法はないものかな~
もう幕別を逃げ出したくなった。。。」とぼやいていました。

お礼を言って玄関を開けると外は雨模様で、何か陰鬱な雰囲気の朝でした。
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ポンチョをまとって走っていると間もなく、荷物の中から靴下が飛び出してギアーの絡まったらしく、
ペダルを力強く踏んだらギアーの付け根からポキっと折れてしまいました。(;_;
自転車屋を教えてもらい、転がしながら雨の中ようやく辿り着いたものの、店の人がいません。
近くの人に別の自転車屋を教えてもらったけど、ここにも店員不在。
一体どうなっているんだ~北海道!(。-`ω-)
雨はいよいよ本降りとなって来ました。
泣きたい気持ちを抑える16歳の宮之上少年です。( ノД`)シクシク…

店の隣の人が電話で呼び出してくれて店員がやっと来て修理となりました。
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愛車レッド号は何とか直りましたけど、思いがけない時間と費用の出費です。

しかし一生懸命にペダルを漕いで広尾というところまで来ました。

この自転車旅行ではほとんと定宿となっているお寺に行き、泊めてくれるか訊いてみました。
しかし数件のお寺を回ったものの、すべて断られました。
※テントも積んでありますが、場所の確保や設営に時間がかかるため、
時間を有効に使うにはお世話になる方が都合が良かったのです。

仕方なく?この街にあるユースホステルに行ってみました。
※この時はユースホステルの宿泊代さえ高かったのです。
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どのユースホステルでも行われている、自己紹介や旅の目的を語る、
みたいな、「ミーティング」という行事には参加しないで、すぐに寝ました。

明日はいよいよ襟裳岬に到達予定です。
実は出発前から約束していた友人と会うことになっているのです。
とても楽しみです。

【この日使ったお金】 自転車修理代\1,700 / 牛乳2本合計¥43 / ガム¥18 /
パン2つ合計¥70 / ユースホステル宿泊料¥470 〔合計¥2,301〕
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by ymweb | 2016-04-27 15:00 | じゃずぎたりすと物語