宮之上貴昭執筆による長期連載


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北海道をひた走る!

しばらく絶筆していた「ジャズギタリスト物語」の続編を書いていきます。
「じゃずぎたりすと物語」は、私がギターを始めるきっかけから
プロのジャズギタリストになるまでの出来事を、
おおよそ史実に基づいて書いています。

途中から人生においての大きな思い出となった
「自転車日本一周旅行記」の話が長くなっていますが、 (ーー;)
私にとって15歳~16歳にかけての自転車日本一周旅行は、
体力作りはもとより、
根性や気力といった精神態度の原点ともなっています。
ほどなくして旅行記は終了させて、
またジャズギタリストへの道を綴りたいと思いますが、
自転車旅行記もまだまだ皆さんにお聞かせしたい
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出来事がたくさんあります。
完走するまで引き続き読んでくだされば嬉しく思います。
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※初めて読まれる方は是非第一話からお読みください。


1970年8月13日(木)

朝6時に起床! とても気持ちの良い朝です。
空は真っ青で阿寒湖の湖面に太陽が反射しています。

テントをたたんでいると、
昨日すっかりご馳走になったお隣テントの深川さんが
「朝ごはんも一緒にいかが?」
もちろんご馳走になりました。(^^)/

カメラも貸してくれた優しい小島さんは行く方向が違うのでここでサヨナラ。
また一人になって「まりも国道」と呼ばれる国道240号線をひたすら南下します。

「雄別炭鉱15キロ」の標識のところでしばしの休憩。
聞くところによると炭鉱は今春(1970年)に閉山になったそうです。
この旅では寄っていく時間がないけど、行ってみたい場所でした。
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※調べたら現在では心霊スポットとして有名だそうです。(*_*;

「まりも国道」はなだらかな下り坂の連続で距離を稼げそうです。
途中「鶴公園」というところに寄ってみましたが、
鶴はいなくて、ただ荒涼とした大地があるだけでした。('_')

10時30分。
周囲に魚介類を加工する強烈な匂いが漂い、
久しぶりに見る太平洋に出たところが大楽毛(おたのしけ)。
ここから国道38号線を西向きに走り、
庶路(しょろ)という駅の近くでしばし休憩。

もともとアイヌ語を漢字に当てはめたというけれど。。。
北海道の地名は難しいですね。( ..)φメモメモ

大きな国道なのに交通量もほとんどなく、人家もありません。
小雨もパラついてきて急に寂しくなった16歳の宮之上少年。
道路わきの小さな花々にジャズのスキャットを歌って自らを元気付けます。
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北海道らしいと言えばそうかもしれませんが、
ずっと無機質な直線の道路を走ると夕方になり、
心身ともにへとへとになって、ようやく幕別という街に着きました。

近くに交番があったので、泊めてくれそうなお寺がないか尋ねると、
鶴岡雅義を若くしたようなお巡りさんが、
「ここらの寺に行ったって泊めてなんかくれないよ、ぼくんちくるか?」
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かくして、このお巡りさんの家に泊まることになりました。('_')

そのお巡りさんはちょうど勤務時間が終了したらしく、
交番のすぐ近くにあるという家に一緒に行くことになりました。

29歳だというこのお巡りさんが優しくて嬉しそうな表情を崩さないのには
もちろん本来の性格もさることながら、訳がありました。

家に着くとお巡りさんはわたしに何度も何度も
「明日奥さん帰って来るんだ、赤ちゃん来るから」
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そっか~~ おめでとうございます!!!(^^)!

お巡りさんのバイクの後ろに乗って銭湯に出かけ、
手作りの美味しい夕飯もご馳走になりました。

とても感じの良いお巡りさんにお世話になり感謝です。
寝る前に明日来る赤ちゃんのサークル作りを手伝いました(^^♪

【この日使ったお金】 ジュース25円 / 牛乳25円 / アイス20円 /
パン合計4個125円 / 鶴公園入園料30円 〔合計225円〕
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by ymweb | 2016-04-21 00:17 | 日記