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宮之上貴昭執筆による長期連載


by ymweb
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〈じゃずぎたりすと物語 48 北海道初走行〉

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〈じゃずぎたりすと物語 48 北海道初走行〉
周りがガヤガヤとうるさいので目が覚めた。
そうか、ここはフェリーの待合室だった。
出航手続きなどで人がだんだん増えてきたようだ。
柱に掛かっている時計は午前6時30分を指していた。

昨夜は、というか朝3時頃やっと眠りに就いたので、
少し朦朧としています。
今日はせっかく函館に来たわけだから
少し観光気分も味わおうと思いました。

7時頃、荷物をたたんで「五稜郭」を目指してみる。
途中道に迷い、おなかも空いたのでパン屋さんに入って昼食。
道を聞いたのだけど、店の人の説明がよく分からず、
かなり迷ってようやく到着。
早朝の五稜郭は人影もまばらで、美しい庭園のようでしたが、
歩いているだけでは特徴的な五角形の形がまったく分かりません。
それでも自転車を降りて歩いていると新鮮な気持ちになります。

9時頃まで見学してから出発。
北海道は、走行距離はそれほど問題にせず、
景色も楽しんでゆっくり走ろうと計画を立てていました。

初めて走る国道5号線を北上。
七飯を過ぎて「峠下」というところまではスイスイ走れましたが、
そこからは苦しい上り坂の連続です。
走っていると少しクラクラしてきましたが、
考えてみれば3時間しか寝ていなかったのです。

ようやく「大沼小沼国定公園」の小沼湖畔に到着しました。

美しい!

正面に山頂が特異な形をした駒ケ岳が見えます。
この周りには大沼、小沼の他に蓴菜沼(じゅんさいぬま)と、
湖沼が点在しています。
距離も近いので、ぐるっと一回りしようと思います。

小沼に沿った脇の道に入ると、最初は少しだけ砂利道でしたが、
途中から舗装になり、
鬱蒼と茂る木立の間を通る快適なコースでした。

蓴菜沼までたどり着くと、サイクリストに会いました。
私が通ってきた道があまりにも美しかったので、
彼に教えてあげて、私も一緒に今来た道を戻りました。
途中、彼はタバコに火をつけて休憩し、
私にこの辺りの地図をくれました。

大沼公園駅まで来て彼と別れ、
私は遅めの昼食をとることにしました。

駅前の店に入って玉子丼を注文。
味はまあまあでした。

美しい景色を撮るために大沼まで行きました。
この辺は観光地化されていて、
お決まりの「おでん」や「いか焼き」の旗が立っています。
あまりの良い匂いに思わずペダルが止まって、買い込みました。
しかし、おでん90円、いか焼き80円は高かった。。。

北海道を走る初日に睡眠不足ですから、
この日はこの近くにあるユースホステルに泊まろうと思い、
早速電話してみたところ、
2ヶ所のいずれも満員で断られてしまいました。
途方にくれていると、店のおばちゃんが
「湖水荘」という安い旅館があると教えてくれました。
2食付900円。
予算を少しオーバーしますが、ここに泊まることにしました。

部屋はもちろん相部屋で、後から長髪の少年と、
中国人っぽい大学生が相部屋になりました。

気取り屋な私は、この時は彼らと一言も話しをしませんでしたが、
夕食後にひょんなことから話して急に親しくなり、
どこから着たとか、何をしているとか、8時過ぎまで話し込みました。

しかし睡眠不足の私は彼らより先に布団に入り、
9時頃には寝てしまいました。

【遣ったお金】 パン3個¥65 アイス¥10 電話代¥40 絵葉書¥100
切手¥35 牛乳¥30 玉子丼¥150 いか焼き¥80 おでん¥90
合計¥600

写真:大沼国定公園
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by ymweb | 2010-01-23 05:25 | じゃずぎたりすと物語